幼児子育て

【絶版】絵が綺麗!懐かしのピクシー絵本をご紹介します

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お気に入りだったピクシー絵本

陰干ししながら、一冊一冊手に取って確認していると、大好きだったミニ絵本を発見しました。

小学館から発行されていたピクシー絵本です。

ピクシー絵本とは

ピクシー絵本って何かというと、童話作家のアンデルセンの出身地デンマークの絵本で、日本では1970年代に発売されました。

私は1980年代生まれですが、私が小さい頃はまだ本屋さんに売っていました。透明なアクリルケースにおみくじのようにドサッと無造作に入れられていたのを覚えています。

私が持っていたのは3冊です。

  • わたしのあおいうさぎさん
  • ねずみちゃんのおるすばん
  • たまごはいくつ

 

薄くて軽くて小さいので、2歳くらいの子でも持ちやすいですし、お出掛けの時に鞄に入れても嵩張りません。

ピクシー絵本は絵が綺麗!

子供の時大好きで何度も読み返したピクシー絵本ですが、当時好きだった一番の理由が絵が鮮やかで可愛らしいことです。

私が一番好きだった、”わたしのあおいうさぎさん”も、ぬいぐるみのうさぎがとにかく可愛い!

頬の膨らみや、耳の先までモフモフした感じがなんて可愛らしいんだろうと、読むたびに思っていました。

絵本の内容は、女の子が大切にしているぬいぐるみのうさぎさんが、いつも首に結んでいるお気に入りのスカーフをなくしてしまって探すけどどこにもない!結局おもちゃ箱のなかに落ちているのを女の子が見つけてくれて一安心。という簡単なものです。

でも何度も繰り返し手に取る魅力があったんですよね。

今読み返しても、どのページも本当に可愛くて、母よ捨てないでくれてありがとう!と心から思います。

“ねずみちゃんのおるすばん”も色鉛筆で描かれたような色彩鮮やかな絵がとても素敵です。

家に食べ物がなくなって両親が外に探しに行く間、お兄ちゃんと妹でお留守番するのですが、お兄ちゃんはとっても妹思いで優しく、妹は愛らしく、こちらも読んでいて幸せな気持ちになる一冊です。

妹が苺を食べるシーンがあるんですが、美味しそうだし、食べている姿が可愛いし、この絵本持っていて良かった!と幼少期に既に思っていました。そういう本って意外とありませんよね。

“たまごはいくつ”は少し絵のタッチが異なり、私の勝手なイメージですが、外国の絵本ってこんな挿絵だろうという、子供には少し大人びた雰囲気の絵です。

“パンやのくまさん”シリーズの絵柄と少し似ています。

この絵本も細部まで綺麗に描かれていて素敵です。

もっと買ってもらえばよかった!ピクシー絵本!

私が小さかった80年代半ば~後半頃は先述のとおり本屋さんで簡単に手に入ったんですよね。1冊80円なので、当時としてもお手頃な価格だと思います。

裏表紙に他のピクシー絵本の表紙がたくさん掲載されているので、持っていない絵本がたくさんあるのは知っていました。

母は絵本が好きでしたし、少なくとも本をねだって買ってもらえなかった記憶はないので、ピクシー絵本も頼めば買ってもらえたと思います。

何故買ってもらわなかったのか・・・・って、絶版になるなんて幼少期に知る由もなく、いつでも手に入るものを何としても欲しいとは思わなかったんでしょうね。

このピクシー絵本、2000年頃フェリシモ出版から復刻版が出たようですが、今ではそれさえ手に入れるのが難しいんですよね。

フリマアプリでもピクシー絵本は高値で取引されています。

こんな素敵な絵本が何故今は売られていないのか・・・。残念でなりません。

今の子だって絶対夢中になると思うのに・・・。

少なくとも持っている3冊は大切にしようと思います。

子供たちがもう少し大きくなるまで、読み聞かせの時も子供達には触らせません(笑) 他の絵本は、齧るのも絵本の楽しみ方の一つだよね~とおおらかな心で見守れますが、ピクシー絵本は折られただけで怒ってしまうかも(笑)

まとめ

デンマークの絵本は他の本もこんなに素敵なのか興味があります。

さすがアンデルセンの国ですね。

絵本は内容も大切ですが、魅力的な挿絵も何十年も記憶に残る程の力があるんですね。

私が今でも好きな絵本は、やっぱり細部まで綺麗に描かれたものが多いです。林明子さんの絵本とか。

このような素敵な絵本を子供たちにもたくさん読んでほしいと思います。